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花粉症がつらい

春先になると、くしゃみ・鼻水・鼻づまり・目のかゆみなどに悩まされる方が急増します。近年の記録的な猛暑や温暖化により、花粉の飛散量は増大。「今年から人生で初めて花粉症になった!」という人も増えています。

花粉症対策はどうすればいいのでしょうか?自分でできる対処法と、医療機関でできる治療法をお伝えします

季節別!花粉症の原因となる植物

花粉症は、特定の植物花粉に対するアレルギー反応によって引き起こされます。

主な原因となる花粉は、スギ・ヒノキ・カモガヤ・ブタクサなど季節によって異なります。ご自身の症状が出る時期と照らし合わせてみましょう。

今日からできる花粉症セルフケア!3つの鉄則

薬による治療も大切ですが、まずは体の中に花粉を入れないことが基本です。                  

大切なのは【①防ぐ → ②持ち込まない → ③体調を整える】という3つのポイントです。

1. 外出時の装備(防御)

マスクとメガネ

外出時はマスクとメガネの併用がおすすめです。これだけで吸い込む花粉の量を約1/3〜1/6に減らせると言われています。

特に花粉の多い日は、フィットするマスクや花粉対策用メガネを使うと、鼻や目の症状を軽くする効果が期待できます。

ツルツルした素材の服

服の素材も大切です。

ウールなどの毛羽立った服は花粉をキャッチしてしまいます。外出時は、ナイロンやポリエステルなど、表面が滑らかな上着を選びましょう。花粉が付きにくく落としやすくなります。

2. 家に持ち込まない(遮断)

玄関でシャットアウト

帰宅時は、玄関を開ける前に衣類や髪に付着した花粉を払い落としましょう

  • 上着
  • バッグ
  • 帽子
  • 髪の毛

などには花粉が付着しやすいため、軽く払うだけでも室内への持ち込みを減らせます。

すぐに洗顔・うがい

帰宅後は、できるだけ早めに目・鼻・喉についた花粉を洗い流しましょう。症状の悪化を防ぐ効果が期待できます。

空気清浄機の活用

空気清浄機を使うのも有効です。

特におすすめなのは、玄関付近・部屋の入口など花粉が入りやすい場所への設置です。室内の花粉量を減らすことで、くしゃみや鼻水などの症状を軽減できます。

3.体調を整える(免疫)

睡眠と食事

花粉症はアレルギー反応なので、体調の影響を受けやすいと言われています。

睡眠不足や偏った食事は、免疫バランスを乱し症状を悪化させる原因になります。できるだけ規則正しい生活を意識し、バランスの良い食事を心がけましょう。

お酒やタバコ

アルコールやタバコは、鼻の粘膜を刺激して血管を広げる作用があります。その結果、鼻づまり・鼻水・くしゃみなどの症状が強く出ることがあるのです。

花粉症がつらい時期は、お酒や喫煙を控えることも症状対策の一つでしょう。

花粉症の治療法について

花粉症の治療法には、主に以下のものがあります。症状やライフスタイルに合わせて、内服薬や点鼻薬を組み合わせて使用することもあります。

1. 薬物療法

抗ヒスタミン薬・抗ロイコトリエン薬・ステロイド点鼻薬などを用いて症状を緩和します。

抗ヒスタミン薬

くしゃみ・鼻水・目のかゆみなどの症状を抑えます。眠気が出にくい薬も選択できます。

抗ロイコトリエン薬

鼻づまりに効果があります。

ステロイド点鼻薬

鼻の炎症を抑え、鼻づまりなどの症状を緩和します。

2. アレルゲン免疫療法

アレルゲン免疫療法は、アレルギー体質そのものを改善することを目的とした治療です。

通常の花粉症治療は、抗ヒスタミン薬や点鼻薬などで症状を抑える対症療法ですが、アレルゲン免疫療法は、花粉症の原因となるアレルゲンを少量ずつ投与して体をアレルゲンに慣らしていく治療法なのです。

アレルゲン免疫療法には、皮下注射で行う方法と舌下投与で行う方法があります。

  皮下注射による免疫療法 舌下免疫療法
投与方法 アレルゲンを皮下注射する 舌の下に薬を置いて吸収させる
治療場所 医療機関で実施 自宅で服用(初回のみ医療機関)
通院 定期的な通院が必要 定期受診のみ
投与頻度 月1回程度(維持期) 毎日服用
治療期間 3〜5年程度 3〜5年程度
効果 比較的しっかりした効果が期待される 多くの患者で症状改善が期待できる
副作用 まれに全身アレルギー反応が起こる可能性 口のかゆみなど軽い副作用が多い
日本での普及 実施施設はやや少ない 現在はこちらが主流

現在の日本では、安全性と通院の負担の少なさから舌下免疫療法が広く行われています。一方、皮下注射による免疫療法は専門施設で行われることが多く、よりしっかりした免疫反応が期待できるとされています。

※アレルゲン免疫療法は自費診療です。

院長より

花粉症は本当につらい病気です。私も花粉症持ちなので、患者さんのつらさはよくわかります。

当院では、現在アレルゲン免疫療法は行っておりませんが、患者さんの症状やご希望に応じて対応可能な医療機関をご紹介することが可能です。治療についてご興味のある方はお気軽にご相談ください。

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