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熱中症対策

蝉の声が響き本格的な夏がやってまいりました。レビのニュースなどでもよく耳にする言葉ですが、「自分は元気だから大丈夫」「家の中にいるから安心」と油断してしまうのが一番の落とし穴です。最新の医療データでも、熱中症は正しい知識と

早めの対策で確実に防げる病気であることがわかっています。

特に気をつけたい!ご高齢の方の熱中症

実は、熱中症で救急搬送される方の半数以上が65歳以上の高齢者です。しかも、その多くが炎天下の屋外ではなくご自宅の室内で発症しています。これには、年齢に伴う体質的な変化が関係しています。

1.体の中の水分量が少ない

若い頃は体重の約60%が水分ですが、年齢とともに筋肉量が減ることで、体内の水分量は約50%まで減少 します。つまり、元々脱水になりやすい、乾きやすい状態なのです。

2.のどの渇きや暑さを感じにくい

皮膚の温度センサーが鈍くなり、室温が上がっても暑さを感じにくくなります。また、のどが渇いたという感覚も弱くなるため、無意識のうちに水分不足に陥ってしまいます。

3.汗をかきにくい

体温を下げるための発汗機能が低下しているため、若い方と比べて体に熱がこもりやすくなっています。

命を守る4つの予防・対策ステップ

対策

具体的な行動

出口院長からのアドバイス

① こまめな水分補給

のどが渇く前にコップ1杯の水を飲む

起床時、入浴前後、寝る前は必ず飲みましょう。1日1.5〜2.0リットルが目安です。お茶やコーヒーはトイレが近くなるため、お水や麦茶がおすすめです。

② 温度と湿度の管理

エアコンや扇風機をためらわず使う

「電気代がもったいない」「冷えが怖い」と我慢せず、室温は28℃以下、湿度は50〜60%を目安に保ちましょう。

③ 涼しい服装の工夫

通気性が良く熱を逃がす素材を選ぶ

外出時は帽子や日傘を使い、直射日光を避けましょう。当院のテーマカラーである「うぐいす色」のような、淡く光を反射する色合いの服も涼しくておすすめです。

④ 体力づくりと栄養

3食しっかり食べ十分な睡眠をとる

豚肉や大豆製品など、疲労回復に効く食材を取り入れましょう。睡眠不足は熱中症のリスクを大きく高めます。

こんな症状は熱中症のサインです!

  • 初期症状: めまい・立ちくらみ・足がつる・こむらがえり、汗が異常に出る(または全く出ない)
  • 注意が必要な症状: 頭痛・吐き気・体がだるい・力が入らない

このような症状が出た場合は、すぐに涼しい場所へ移動して水分と塩分(経口補水液など)を補給してく

ださい。首の付け根、脇の下、太ももの付け根など、太い血管が通っている場所を保冷剤で冷やすのも効果的です。

ちなみに、腎臓は体液のバランスを調整する重要な臓器で、点滴の量一つで体内の水分やミネラルのバランスにも影響を及ぼします。

いわば、腎臓内科医は体液管理のプロです!

熱中症かもしれない。脱水かな?と感じた際は、自己判断せずぜひ当院へご相談ください。患者さま一人ひとりの状態を丁寧に評価し、適切な水分・電解質管理を行います。

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