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頭が痛いと悩んでいませんか? 原因・治療・危険なサイ

外来でも非常にご相談の多い頭痛。季節の変わり目は、寒暖差や気圧の変化で体調を崩しやすい時期には、特に多くなる印象です。

「たかが頭痛、いつものことだから。」「市販の痛み止めを飲めば治るから。」と我慢していませんか? 実は、頭痛には大きく分けて【心配の少ない頭痛】と【命に関わる危険な頭痛】の2種類があります。

また、最近の医療の進歩により新しい治療薬も登場しています。

今日は、特にご高齢の方に気をつけていただきたいポイントを中心に、分かりやすく解説していきますね。

頭痛には2つのタイプがあります

頭痛は、大きく一次性頭痛と二次性頭痛の2つに分けられます。難しい言葉ですが中身はとてもシンプルです。

① 頭痛もちの頭痛(一次性頭痛)

頭の病気がないのに起こる、いわゆるいつもの頭痛です。

  • 緊張型頭痛: 最も多い頭痛です。肩や首の筋肉がガチガチに緊張することで起こります。「頭全体が締め付けられるように重だるい」のが特徴です。ご高齢の方は、筋力の低下や姿勢の悪さ(猫背など)、目の疲れから起こりやすくなります。

  • 片頭痛: ズキンズキンと脈打つように痛みます。吐き気を伴ったり光や音に敏感になったりすることもあります。

② 病気が原因の頭痛(二次性頭痛)

脳の血管が切れたり、脳に腫瘍ができたり、何かの病気が原因で起こる危険な頭痛です。くも膜下出血や脳内出血などがこれにあたります。

ご高齢の方に特有の隠れた原因

ご高齢の患者さんが頭が痛いとおっしゃる場合、若い方とは少し違う注意すべき病気が隠れていることがあります。

  • 慢性硬膜下血腫(まんせいこうまくかけっしゅ)

    頭を軽くぶつけたあと、1ヶ月〜2ヶ月ほど経ってから、じわじわと頭の中に血が溜まる病気です。「最近、頭が痛いしなんだか物忘れがひどくなった」「足元がふらつく」といった症状が出ます。認知症と間違われることもありますが、手術で血を抜けばすっかり良くなることが多い病気です。

  • 側頭動脈炎(そくとうどうみゃくえん)

    こめかみの血管に炎症が起きる病気です。こめかみを押すと痛い、熱が出る、「硬いものを噛むとあごが痛くて疲れる」といった症状が特徴です。放っておくと目が見えなくなることもあるため、早めの治療(ステロイドなど)が必要です。

  • 帯状疱疹(たいじょうほうしん)

    子どもの頃にかかった水ぼうそうのウイルスが、免疫力の低下とともに悪さをする病気です。頭や顔にピリピリ、チクチクした痛みが出た数日後に、赤い発疹や水ぶくれが出てきます。

こんな頭痛はすぐに病院へ

「いつもの頭痛だから大丈夫。」と思い込まないことが大切です。以下の表にあるような症状が出た場合は、様子を見ずにすぐに救急車を呼ぶか、ためらわずに病院を受診してください。

危険な頭痛のサイン 疑われる病気
突然、バットで殴られたような激しい痛み くも膜下出血など
今まで経験したことがない強い痛み 脳出血など
手足がしびれる、力が入らない 脳梗塞など
ろれつが回らない、言葉が出ない 脳梗塞など
熱がある、首の後ろが硬くて曲がらない 髄膜炎など
痛みが日に日に強くなっていく 脳腫瘍、慢性硬膜下血腫など

知っておきたい!頭痛の最新治療と注意点

最新の医学研究により、頭痛の治療は日々進歩しています。

新しいお薬の登場

特に片頭痛に関しては、近年CGRP関連薬と呼ばれる新しい注射薬や飲み薬が登場しました。これは痛みの原因となる物質をピンポイントでブロックするお薬で、「頭痛の回数が劇的に減った!」と喜ばれる患者さんも多いです。

痛み止めの飲み過ぎに注意!(薬物乱用頭痛)

痛いのが嫌だからと、市販の痛み止めを毎日のように飲んでいませんか? 実は、鎮痛薬を月に10日以上飲んでいると、脳が痛みに敏感になり、かえって頭痛がひどくなることがあります。これを薬物乱用頭痛と呼びます。思い当たる方は、お薬を飲むのを一旦やめて医師にご相談ください。

家庭でできる頭痛予防と対策

ご家庭でできるちょっとした工夫で、頭痛を和らげることができます。

こまめな水分補給と血圧管理

脱水は頭痛の原因になります。また、高血圧が頭痛を引き起こすこともあります。毎日決まった時間に血圧を測る習慣をつけましょう。

首や肩のストレッチ

緊張型頭痛の予防には、筋肉をほぐすことが一番です。肩をゆっくり回したり、温かいタオルで首の後ろを温めたりするのも効果的です。

規則正しい生活

睡眠不足も寝すぎも、頭痛の引き金になります。決まった時間に起き、朝日を浴びて体内時計を整えましょう。

一人で悩まずご相談ください

頭が痛いという症状は、ご自身の体からの大切なSOSのサインかもしれません。

いつもの頭痛だと思っていても、年齢とともに原因が変わってくることもあります。

「最近、頭がスッキリしないな。」「痛み止めが効かなくなってきたな。」と感じたら、決して一人で我慢せず、いつでもうぐいす内科クリニックにご相談ください。

患者さんお一人おひとりのお話をしっかり伺い、一番良い解決策を一緒に見つけていきましょう。

不安なことがありましたら、診察の際にぜひお気軽にお声がけくださいね。

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