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血糖値が高いと言われた。どうしたらいいの?

健康診断の結果が送られてきたときや、医者から「少し血糖値が高めですね」「糖尿病の気がありますよ」と言われて、ドキッとしたことはありませんか?

甘いものは控えないとダメ?大好きな白いご飯はもう食べられないの?と、不安な気持ちで来院される患者さんはとても多くいらっしゃいます。

年齢を重ねると、体質や身体の働きの変化によって、どなたでも血糖値は上がりやすくなるものです。血糖値が高い状態は、体の中で何が起きているのか。そして、食事の楽しみを奪わずに今日からできる血管へのやさしい思いやりについてお話しいたします。

血糖値が高いってどういうこと?(細胞のドアとカギのお話)

私たちが食べたご飯やパン、甘いものは、お腹の中で消化されてブドウ糖という栄養に変わり、血液に乗って全身に運ばれます。この血液中のブドウ糖の量が血糖値です。ブドウ糖は、車でいうところのガソリン(エネルギー)ですから、生きていくために絶対に欠かせない大切なものです。

しかし、血液の中を流れているだけでは、エネルギーとして使えません。ブドウ糖が細胞という部屋の中に入って初めて、私たちの体は元気に動くことができます。

このとき、細胞のドアを開けるカギの役割をするのが、すい臓から出るインスリンというホルモンです。

年齢を重ねたり運動不足になったりすると、このカギ(インスリン)の出が悪くなったり、カギ穴が錆びついてドアが開きにくくなったりしてしまいます。

すると、ブドウ糖は細胞のお部屋に入れず、血液の中にどんどん溢れてしまいます。これが血糖値が高い(糖尿病)という状態です。お砂糖がたっぷり溶けた水がベタベタするように、血液もドロドロになってしまい血管を傷つけてしまうのです。

私の血糖値どう見ればいいの?(成績表の読み方)

血液検査でよく見る2つの項目について、分かりやすい目安をご紹介します。

【血糖値の主な基準】

検査の項目 正常なめやす 注意が必要なめやす どんな数値?
空腹時血糖値 109 以下 126 以上

採血した「その瞬間」の血糖値。
(食事をしていない朝の数値です)

HbA1c

(ヘモグロビンA1c)

5.5 以下 6.5 以上

過去「1〜2ヶ月間」の血糖値の平均点。
(食事の影響を受けない大切な成績表です)

(※単位:空腹時血糖値は mg/dL、HbA1cは %)

特に重要視されているのがHbA1c(ヘモグロビン・エーワンシー)です。「昨日の夜甘いものを我慢したから」といって誤魔化すことができない、過去1〜2ヶ月の平均的な成績表だからです。

放置するとどうなるの?

「痛くも痒くもないから」と高い血糖値をそのままにしておくと、ドロドロの血液が全身の細い血管をボロボロにしてしまいます。特に糖尿病には三大合併症と言われる有名な合併症があります。

  • 神経:足の先がジンジン痺れたり感覚が鈍くなったりします。

  • 目:目の奥の血管が傷つき、視力が落ちたり、最悪の場合は失明につながることもあります。

  • 腎臓:おしっこを作る腎臓のフィルターが詰まり、将来透析が必要になることがあります。

これらを防ぐために、私たちは「早めに、優しく」治療を始めることをお勧めしています。

今日からできる!美味しく食べる3つのやさしい習慣

「あれもダメ、これもダメ」と我慢ばかりでは、人生の楽しみが減ってしまいますよね。実は、食べる順番やタイミングを変えるだけでも、血糖値の上がり方は驚くほど穏やかになります。

1.野菜から食べるベジ・ファースト

お食事のとき、まずは野菜(サラダ・お浸し・きのこ・海藻など)からお箸をつけましょう。野菜に含まれる食物繊維が胃や腸にバリアを張り、後から入ってくる糖分をゆっくりと吸収してくれます。その次にお肉やお魚、最後にご飯やパンの順番が理想です。

2.ゆっくりよく噛んで味わう

早食いをすると、血液の中に一気に糖分が流れ込み、血糖値が急上昇(血糖値スパイク)して血管を痛めつけます。一口につきプラス5回多く噛むことを意識するだけで、血糖値の急上昇を抑え、食べ過ぎも防げます。

3.食後30分〜1時間のちょこっと運動

食後、お腹が落ち着いた頃(30分〜1時間後)に、10分〜15分ほど近所をお散歩したり、テレビを見ながら足踏みをしたりしてみましょう。血液中のブドウ糖が筋肉で使われるため、食後の血糖値がグッと下がります。

うぐいす内科クリニックからのお願い

血糖値の治療の本当の目的は、数値を下げることではありません。「血管を綺麗に保ち、あなたがあなたらしく、いつまでも笑顔で元気に長生きすること」です。

「お友達からお饅頭をもらったけれど、食べてもいいかしら?」「膝が痛くて運動ができないのだけど…」といった日常のちょっとしたお悩みも、私たちにお聞かせください。お一人おひとりの生活スタイルやお体の状態に合わせた、無理のないやさしい治療法を一緒に考えていきましょう。

美味しいものを美味しくいただきながら、健やかな毎日を送るためのお手伝いをさせてください。いつでも、うぐいす内科クリニックでお待ちしております!

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