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どんな食事がいいかわからない

「腎臓病で何を食べていいか分からない。」と感じていませんか?

ネットには野菜を食べろと書いてあるのに、別の本にはカリウムがあるから野菜は控えろと書かれている!タンパク質を減らせと言うけれど、テレビでは高齢者はタンパク質をとれと言われている。

先生!一体何を信じればいいんですか!?これまで、幾度となく患者さまから聞かれた質問です。

慢性腎臓病(CKD)と診断された患者さまが、最初にぶつかる壁が食事療法の迷宮です。腎臓を守りたい一心で食事について勉強すればするほど、矛盾する情報に振り回され、食べるのが怖くなってしまう。 そんな真面目な患者さまほど、栄養失調(フレイル)に陥りやすい現状もありあす。

今回は、透析前の保存期(CKDステージG3〜G5)の患者様に向けて、情報の整理と長続きする食事のコツをお伝えします

なぜ腎臓病患者向けの栄養情報が矛盾するの?

腎臓病患者向けの栄養情報が矛盾しがちなのは、腎臓のステージ(進行度)と年齢によって正解が真逆になるからです。

若い&初期(G1〜G2)の患者

メタボ対策がメイン。「野菜をたっぷり食べてカロリーを控えめに」が正解です。

高齢&進行期(G4〜G5)の患者

ここが一番難しいところです。腎臓を守るための低タンパクと、筋肉を守るための高タンパクのバランスを取らなければなりません。

また、カリウム制限も全員に必要なわけではありません。血液検査でカリウム値が正常なら、野菜を極端に減らす必要はないのです。
一般論ではなく「今のあなたの血液データ」に合わせた食事が正解です。

「低タンパク食」の誤解とコツ

腎臓病になったら「肉や魚を一切食べてはいけない」と思っていませんか? それは間違いです。

タンパク質は体を作る重要な材料です。極端に減らすと筋肉が落ちて免疫力が下がり、腎臓より先に体がまいってしまいます。 ポイントは「良質なタンパク質を少しだけ摂る」ことです。

主食(ご飯・パン)のタンパク質を減らす 

お肉を減らすのは辛いですよね。そこでおすすめなのが、低タンパク米や低タンパクパンです。
主食に含まれるタンパク質(植物性で質があまり良くない)をカットすることで、その分、おかずのお肉やお魚(良質なタンパク質)を楽しむことができます。これなら満足感を維持できます。

エネルギーは減らさない

タンパク質を制限すると、どうしても全体のカロリーが減ってしまいます。

エネルギー不足は腎臓の大敵です。 カロリーが足りないと、体は自分の筋肉を分解してエネルギーを作ろうとします。その時に出る燃えカス(老廃物)が、腎臓に負担をかけてしまうのです。

「おかずは減らしても、カロリーは揚げ物や油炒め、マヨネーズなどでしっかり補う」。 糖尿病の方とは逆の発想が必要になることがあります。

減塩だけは全員共通!

どんな段階の方でも、迷わずやっていただきたいのが減塩です。 塩分を控えることにデメリットはありません。

  • 汁物は残す
  • 漬物は控える
  • かける醤油を減らす 

 これだけで降圧薬の効果が高まり、腎臓への圧力が減ります。食事療法の王様はいつだって減塩です。

院長より

腎臓病や透析治療では、日々の食事管理がとても大切です。塩分・水分・カリウムなどを適切にコントロールすることで、体への負担を減らし、透析治療を安全に続けることにつながります。

そのうえで当院では、専門医によるオーダーメイド透析を行い、患者さん一人ひとりの体調や生活に合わせて透析条件を細かく調整しています。
食事を一律に厳しく制限するのではなく、透析医療の質で支えながら、無理のない食生活を続けられることを大切にしています。

食事制限でお悩みの方は、当院にご相談ください。

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